1 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:15:00.63 ID:ArYOA5+M0
1.ボールを持たずにいつものシュートフォームでジャンプ
2.最高到達点あたりにパスもらう
3.シュート
4.赤司とどかない\(^o^)/
なのだよ
2 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:16:27.36 ID:DmsnhIYk0
パスだす時にカットできないの?
5 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:18:28.46 ID:ArYOA5+M0
>>2
高尾が頑張ってくれるのだよ
11 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:21:30.94 ID:dg78LJm50
>>5
そんなまどろっこしい非効率的なことすんならアリウープでいいだろ
13 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:22:38.91 ID:ArYOA5+M0
>>11
2点より3点のほうがいいに決まっているのだよ
3 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:16:51.31 ID:dg78LJm50
それやったことあるけど全く入らないよ
5 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:18:28.46 ID:ArYOA5+M0
>>3
お前ごときと俺を一緒にするなよ、なのだよ
4 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:17:47.71 ID:DSoinawaO
とぶまえにこかされる
8 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:20:14.39 ID:ArYOA5+M0
>>4
そう簡単にコケないのだよ
9 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:20:49.68 ID:j3LHxJ5/0
めっちゃコケてましたやん
10 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:21:21.51 ID:ArYOA5+M0
>>9
い、一回だけだ
15 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:23:04.65 ID:exgZw88p0
味方全員で緑間を囲って、3P撃ちまくれば勝てると思うの
16 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:23:41.84 ID:ArYOA5+M0
>>15
なかなかいい案なのだよ
18 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:24:20.54 ID:xAj9wm4v0
むしろこれでいいじゃん
27 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:27:48.39 ID:lAUQ+58w0
笑ったw
32 名前:名無しにかわりVIPがお送りします 投稿日:2012/09/06(木) 02:28:27.91 ID:jS+MeqKQ0
緑マシーンの敗北が決定しているのがなんとも
黒子のバスケ ─Replace III─ ひと夏のキセキ 藤巻 忠俊 平林 佐和子 集英社 2012-09-04 売り上げランキング : 5 Amazonで詳しく見る |
元スレ⇒http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1346865300/
1001 名前:ジャンプ速報 投稿日:2012/12/12(日) 22:22:22.22 ID:jump
黒子のバスケ時系列まとめ
【画像】 黒子テツヤ2号風ぬいぐるみがキモ可愛い件wwwwwwwwww
黒子のバスケの試合展開wwwww
黒子のバスケとめだかボックス、なぜ差がついたのか?
黒子「嬉しくなければ勝利じゃない」←勝てなくてもいいの?
黒子のバスケのこの画像どうなってんだよwwwwwwwwwwww
今のジャンプでベスト3面白い漫画wwwwww
ワンピースの正体とか全部分かったので書く
ナルトの後付け設定思い付く限り全部挙げていこうぜ
黒子のバスケが実写ドラマになるなら
黒子のバスケ好きってだけで腐女子扱いされる風潮
【画像】全国ヤクザ地図wwwwwwwwww
赤司の転ばせる技の正体が判明
【掲示板一覧】
◆ワンピース ◆食戟のソーマ ◆ニセコイ ◆磯部磯兵衛物語 ◆斉木楠雄のΨ難 ◆銀魂 ◆ハイキュー ◆トリコ ◆ワールドトリガー ◆こち亀 ◆BLEACH ◆火ノ丸相撲 ◆僕のヒーローアカデミア ◆鬼滅の刃 ◆ブラッククローバー ◆背すじをピン!と ◆左門くんはサモナー ◆ゆらぎ荘の幽奈さん ◆たくあんとバツの日常閻魔帳 ◆約束のネバーランド ◆ラブラッシュ! ◆レッドスプライト ◆HUNTER×HUNTER ◆ドラゴンボール ◆ジョジョの奇妙な冒険 ◆ナルト ◆SOUL CATCHER(S) ◆読み切り ◆ジャンプ掲載順 ◆スレッド一覧
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コメント一覧
赤司を囲むにしてもスクリーンかわされた事あるし、囲めない気がするんだがな
赤司を手をつないで囲むってのは初めてな気がするw
絵クソワロタ
印刷所やら流出する場所はいくらでもある
緑間が自陣ゴール下にいる→赤司がマーク→緑間は前に進もうとする→動きが読まれて常に赤司が前にいて抜けない→何!?→その3Pがまだオールコートじゃ打てない事くらい分かってるよ→orz→緑間は自陣ゴール下で封殺→他メンツ頑張ったが負け
ドヤッ
バスケ経験者からすると、今までもで非現実的だったが、これは非現実的なだけでなく物理的に不可能。
そりゃ、お前の実力じゃ物理的に無理だと思います
弱いんでしょ?お前
お前死んだな
よくいるよね。自分が下手で何も出来ないからって何でもかんでも物理的に無理とか言う人
OBの悪友呼んで、ボコボコにしてもられば?
背後から襲えば目も見えないよ
24>
「体幹安定させないとタイミングがズレて意味が無い」って意見なら同意する。
タナトスでもそれは言ってるしな……
だから真上に飛んで3P狙うし後方に飛びながらの3Pが決まるもんだよ。
出来る事と出来ない事があって、黒子はマンガだから経験者だけど~ってのはやめとけ
コービーの3Pのバスカン見たことある?
打つ前に手をはたかれつつ、空中でセットし直して手打ちだけで決めちゃうんだけど
手打ちの3Pが物理的に不可能は言い過ぎ
緑がありえないのはあの意味不明な弾道だろ
並の倍近いの飛距離がいるだろあれ
漫画とか読んでても屁理屈ばっか言ってて全然面白くねーんだろうな
試合中消えたりフルコート3Pが100%入る時点で現実離れしすぎてるだろ
今更物理的に不可能とかwww
恥ずかしいな
乙
もっとイタク無い人間になれるよう頑張れ
そして、もっと頭良い人間になれるよう頑張れ
@yuki0103mama
LM.C、ちび翔さん(踊り手)、慎ちゃん(声優)が大好きで、漫画と動物をこよなく愛すヲタクで腐女子でニコ厨なおばさんです。
公式は黄瀬くんをガチホモにしたいらしい( ^ω^ )でもスタッ腐は火黒押し( ^ω^ )
http://twitter.com/yuki0103mama/status/243533071712923648/photo/1/large
@zasshoku_joshi
アニメにジャニーズに芸人に猫に、人も物も美麗でかわゆいモノを好む。
黒バスって本当に神アニメだと思うwスタッ腐に拍手wwwwwwwwww
撮りたかったんだが時間がなくてだな、黄瀬くん可愛い
http://photozou.jp/photo/photo_only/2355766/152553207
@kiyoka78
不二周助に全力なキチガイ。こすぷれいやーです。
不二のお布団の中 · http://twitteris.jp/twitprof/kiyoka78
五枚目 黒バス/黄瀬
http://twitter.com/kiyoka78/status/243752041657298944/photo/1/large
@yuyu0w0ks
18歳未満(高校生含む)は回れ右してねヽ(◎∀◎人◎∀◎)ノ 黒バスが熱いよ!青峰くん&火神くんクラスタ 光サンド、青火、青黒、黒火、黄火、鉄火、黄青、高緑、黄笠etc 排球ラキドDRRR!!ピンドラAPHボカロetc F/Bお気軽にどぞ! Cure:207939/Archive:190919
キセキの世代をマーク中
データやっとDLしたー!んで1枚編集した!あとは誰か繋げたの投下してくれるって信じてる【今更注意書きコス写】
http://twitter.com/yuyu0w0ks/status/243753478604869633/photo/1/large
@Aito0103
愚痴や腐ったヲタク発言をするサブのアカウントです。最近は、黒バス/うたプリ/ソードアートオンライン/うた恋い。についてよく呟きます!!黄瀬君と黒子っちと赤司様が大好きです(///∇///)
てか黒バスの薄い本纏めたらあり得ない量でちょっとビックリした…ちなみに黄黒15冊赤黒14冊火黒5冊青黒4冊青黄3冊ALL13冊黄瀬1冊合計55冊とか…笑えない…どこに隠しそう()
http://twitpic.com/arqxrr/full
@kon_1123
青黄が大好きです。愛してる
黄瀬のケツ穴狙ってます!!
黄瀬くんのけつ揉みたい ピチピチすぎてもう形がクッキリなの//////あぁん黄瀬くんの尻かわいい愛しい…
http://twitter.com/kon_1123/status/242992270159278083/photo/1/large
全裸火神くんキタ━(゚∀゚)━!
http://twitter.com/kon_1123/status/240456688195473408/photo/1/large
火神くんのケツ触りたい
http://twitter.com/kon_1123/status/235988363944013824/photo/1/large
問題!誰の脇でしょうか??
http://twitter.com/kon_1123/status/233918403373592577/photo/1/large
@reiki04
聴覚障害者/18↑/お絵描き/F・Bはお気軽にどうぞー。フォローをはずす際にリムーブではなくブロックでお願いします。 詳しくは貼ってあるURL【ツイプロ】から飛んでください
なるほど。青峰は火神のケツを狙ってんだな。
http://twitter.com/reiki04/status/243646644481048576/photo/1/large
@mgtr_
アイコンはにわしぐ女王様から下賜されたよ! ウホッいい筋肉好きな腐れ成人。2次2.5次3次など、詳細はリンク先です。同じご趣味の方のみF/R/リストお気軽に、可能ならばお別れはBでなくRでお願いいたします
http://twitpic.com/arkc3h/full
しかたがないのでかがみきゅんがどれだけ可愛らしいかということについて尻を見ながら考えよ?
@ehoooonnn
赤司様三└(┐卍^o^)卍ドゥルルルルルル \赤司様の言うことはー?/\ぜったーい!/ ◆ショタコン・腐女子です。◆フォローの際は一言お願いします。よかったら絡んでくださあああい!!! 詳しくは下からどうぞヽ(●ω○)ノ
【黒バスキャラ竿早見表①】 RT、お気に入り推奨! #黒バス竿クラスタ #黒バス竿TL
http://twitter.com/ehoooonnn/status/243748996890382336/photo/1/large
http://twitter.com/ehoooonnn/status/243749091694227456/photo/1/large
http://twitter.com/ehoooonnn/status/243749192990875649/photo/1/large
黄瀬・・・イボの糸
青峰・・・クレパス
紫原・・・まいう棒
赤司・・・テポドン
緑間・・・美珍
花宮・・・なし
大きさ比較
イボの糸<<クレパス<<<<まうい棒<<<<<<越えられない壁<<<<<<テポドン
※特別枠:美珍
※補足
1、普通がまうい棒。全てまうい棒基準。ちなみに竿はぼつき時13~15cmらしい。
2、【テポドン】全長25.8m、射程が1,500km by wiki
赤司様の竿は全長全長25.8m、射程が1,500kmのも及ぶ
3、花宮真には竿はない。なぜなら天使だから
4、緑間のせい液は落ちん(ビュッ
5、青峰のクレパス竿は全24色なので折れても削られても安心
6、赤司様の竿はデカすぎて誰も受け入れられないので、必然的に
赤司様は受け
「男のケツほど描いててしんどいものはないと思いました。今後は気をつけたいです」
え?何?どゆこと??ケツがあるの?ケツが出てくるの?ケツ祭りなの?少年漫画なのに女の子のケツじゃなくて野郎のケツなの?( ̄□ ̄;)!!
と、そわそわドキドキ(笑)しながらページを捲ったら、そう来たか。そう来るか。
藤巻先生すごいです。
ウィンターカップ出場を決めた誠凛高校が向かったのは、焼肉屋さんではなく、温泉 でした。
あざとい!あざといよ藤巻先生!
絶対これ、狙ってやってるよ!(←っていう思考回路しか働かない自分がめっさバカ)
ええっと、「温泉」って単語に過剰反応してても仕方ないので本編感想ですが、しょっぱなから、黒子くんが火神くんのお母さんです。
「火神君 お湯にタオルつけてはダメですよ」
「あ? そーなのか?」
………藤巻先生、ありがとうございました。この仲良し会話だけでお腹一杯です。
・
・
・
ハッΣ(゚ロ゚〃)、思わずこれで感想終わらせるとこだった!←待て
「タオル巻くとかヤボなことしてんじゃねーよ」っていうマッパな日向先輩の男らしさにムラムラしつつ(日向先輩のアナログスティックをシャンプーボトルで隠す藤巻先生にもムラムラ(笑))、
火神くん、海パン!!( ̄□ ̄;)!!
黒子くん、シャンプーハット!( ̄□ ̄;)!!
可愛すぎて禿げ萌えたw
っていうか、巻末コメントに「男のケツほど描いててしんどいものはないと思いました。」ってあるわりには、メインキャラのケツが出てこないのはちょっと詐欺だと思い……ゲフンゲフン。
火神くんのケツ見たい・・・
「男のケツほど描いててしんどいものはないと思いました。今後は気をつけたいです。」
言うほどケツ描いてないじゃん!( ̄□ ̄;)!!男だったらケツくらい出せよ(  ̄っ ̄)ムゥ
火神くんのケツ見たかった……っていうのが読み終わった感想だったっていうヽ(`Д´)ノ
一人2役までタチ、受け両方可能(オリは一役まで)
CPはありますがとりあえず恋人設定は荒れるので無しでお願いします
※できれば皆さん長めの文章で返すようにお願いします。
メンバー(リセした人は名前ありません)
ありす
マリ
火神
日向・美玖
結衣・黒子
リコ・葵海
黄瀬・梓紗
桃井
アンチの工作とみた。
穴ぐらに隠れてるのを引っ張り出してやんなよ。
身体の内外を怪我していたが、そこまで重傷ではないそうだ。頭に包帯、顔にも包帯で、まるでフランケンシュタイン。
「―――後輩が、取り返しのつかないことをした!」
診察室から出てきた直後、何故か笠松さんが土下座していた。
「なっ、なにしてんですか!やめてください!」
「黄瀬にも話した!バスケ部だけじゃない、運動部の出場権問題に発展するのはわかってるが、どうしてもこれは見過ごせる問題じゃない!」
この勢いは、その足で警察に向かいそうだ。必死に笠松さんを説得して、警察には絶対に証言しないと言って引いて貰った。
キセキの世代のチームメイトと、3年の最後の全国大会で戦えないなんて知ったら。赤司君だけじゃない、降旗君や彼のチームメイトの黒子君と火神君だって悔しいに決まってる。黒子君ともメル友だし、たまに火神君からもメールが来るけど、バスケに真剣な彼らの邪魔なんて誰がしたいものか。
「気にしないで下さい。たいしたもの入ってないんで」
笠松さんを止めていると、何故か病院の上の方からヘリの音がした。
ドクターヘリだろうか。でも、夜間の飛行ってしてたっけ。急病人?と、他人事のように考えていると、―――見覚えのある顔が見えた。
「―――降旗君」と、赤司君。
2人でいちゃこらしているハズが、どうしてこんなところに、と言う前に、降旗君が私めがけて走ってきた。
と、思ったら、無傷だった左頬に渾身のビンタを食らった。
「!?」
降旗君が私に攻撃したと気づくまで、タイムロスが発生する。
「どうして俺に連絡しないんだよ!?」
…私に馬乗りになって、胸元を掴んで。誠凛高校男子バスケ部主将、降旗光樹は憤怒していた。
「いじめとかレイプとか、なんでそんな大変な事になってんの、相談してくんないの!?」
女子高生だっていうのにメールする相手も、学校で話す相手も男子高校生だけ。何度か彼には付き合っている噂で迷惑をかけていた。
むなしい学校生活に光をくれた人。ただし、腐男子。
胸ぐらをひっつかまれて揺さぶられる。視界に半泣きの降旗君が見えた。
「そんなに俺は頼りない!?征よりは遙かに頼りないけど、それにしたってこんな大変な時に、友達を頼ってくれないってどういうことだよ!」
「ふり、はたくん。ここ、病院」
「関係ない!」
いや、ある。人が集まってくるんですけど。怒られるよ。
たくさんツッコミたい言葉があるのに、どうしてか声が出なかった。あ、酷使しすぎたせい?喉が痛いもの。
殴られた目だって熱くて、手足は震える。
彼と同じ男に乗っかられた時は、こんな風にならなかった。
胸が痛い。彼を、彼の顔をゆがめているのが自分の汚い躯だと思うと、いっそ死んでしまいたくなる。
私は、彼には知ってほしくなかった。
「征から聞いた。―――これ、初めてじゃないって。クラスメートにもいじめられてるって。俺が知らなかっただけ?ずっと?高校生活、ずっと、こんなこと、」
「そんなにいっぱいじゃないよ。2ヶ月に、1回ぐらい」
「どうして何にも相談してくれないんだよ!」
君は優しいから、きっと助けようとする。そして、傷つく。君の部活にも迷惑になる。そんなの、私が望む訳がない。
君に傷ついてほしくなくて、あの赤司征十郎に喧嘩を売った私だ。
君の部活に支障が出てほしくなくて、自分の過去を人質にしてでも部活のエース二人のくんずほぐれを内密にしている私だ。
君が、赤司征十郎の恋人になってしまった君が、大好きでたまらない、私の決断じゃないか。
君が好きで、こんな私を、知ってほしくなんかなくて。
君と話したくて、君にわすれられたくなくて、何度も嫌いな腐女子の話題を検索して勉強して、話題を探って、笑う私だ。
「―――ごめん、なさい」
謝りたくなんかなかったのに。
私の決断は、なにも間違ってなかったはずなのに。
声は震えて嗚咽が漏れる。
ゆるゆると、時間をかけて私の息を苦しくしていた降旗君の手が離れた。震えている、傷だらけの私の顔を撫でてくれた。
乱暴されることも傷つけられることも傷つくことも。君に嫌われてしまうことも。怖かったよ、本当は。
「頼ってよ。…友達、なんでしょ」
「引かない?汚くない?逃げるためにいやらしい女のフリしたりするよ。ネットを探せば私のえろい動画とか見つかるよ。写真だってどっかにあるかも。降旗君とのメールした携帯奪われちゃった。迷惑かける。汚いよ。きたな、」
「どこが」
降旗君が抱きしめる直前に、赤司君が私の手を取っていた。ああ、穴が足りないとか言って使われた右手だ、とぼんやり思って制止するけれど、赤司君は痛いぐらいに手を握ってくれた。
「どこが汚い。僕がさわれるのに」
威圧感のある声なのに、今日は何故か安心する。電話越しに聞いた声もそうだった。
「―――赤司君。ごめん、薬代はあとでいい?」
「いいよ。返さなくても。かわりに、もう光樹の手を煩わせないでよね」
今は貸してあげると、頭を撫でられた。私は好きな人に抱きしめて貰って、初めて泣いてみた。しばらく涙がとまらなかった。
ああ、私、泣き忘れてたんだっけ。ずっと。
「黒子君。イグナイトいっだい!」
「初見で取れる人、火神君以外で初めて見ました」
シュートを決めてDFに戻る途中、黒子君にツッコまれた。ぎゅるぎゅるしながら高速で迫ってくるボールでアリウープとか、火神君か私じゃないと無理だろ。
久しぶりに体育館を鳴らす足下が心地イイ。とりあえずいまんとこ、シュート率は100%だ。あー、絶好調!
「赤司くーん!もっとシュートしたいんだけどー」
「五月蠅い。作戦を乱すな」
「試合中に征に逆らったらだめだよー!殺されるよー!」
「マジで!?」
ベンチから降旗君がつっこむ。誠凛の1年生2人と黒子君と赤司君と私。今のとこ、海常3軍と10点差だ。
視界が開ける。楽しい。
たのしいたのしいたのしい!
赤司君の策略で、見事に私をレイプした男たちが相手だけれど、ドコバカスティールして潰してやる。というか、相手は絶対私の顔覚えてないだろーな。確実に。ってか覚えられてもめんどくせぇ。
「黒子君マジ凄いね!いーなぁ!ファントムシュート私もやりたい!」
「うっさいですこのクソ鳥」
「黒子君きびしい!」
と、見よう見真似でやってみた。消えなかったけどスピードの速い変なシュートになる。おしい。消えるドライブは無理だ。影薄くなんないもん。
第1Q終了間際で30点の大差になったので、見学していた黄瀬君に手を振ってみた。
「黄瀬くーん!一緒にやろーよ!」
「……あの夜とキャラ違うッスね」
「気にしちゃいけません、黄瀬君。僕も引いてます」
「あ、オレもドン引き」
「正直俺も」
「僕は最初から」
「君ら全員土に埋まって死ね!」
こっちが数年ぶりに絶好調でバスケをしているというに!埋まって沈んで戻ってくんな!
「くっそ、てんめ、何者だ!」
「妙華女学院中等部出身、山科小鳥!耳があるならよーく覚えておけ下郎共!」
第4Qでもう一回出て、スリーポイントを決めまくって赤司君に怒られた。チームプレイを学んでこいと言われても、チームプレイが出来たことがない。
お前は青峰か!と火神君に怒鳴られたが誰だっけそいつ。
そんな訳で、無事試合には勝利したものの。
私をレイプした男たちに見せられたのは、燃やされた荷物の灰だけだった。
「…うん、まあ、予想はしてたけど」
むしろ賢いだろう。レイプして殺したと思った女の学生証や私品を保管する訳がない。
どんな恐ろしい目に合うのかと目を泳がせている犯人達の手をとる。
「―――すんごい楽しかった!海常の試合、応援に行くから絶対1軍上がってね!」
背後で降旗君が私の脳天めがけてハリセンを振り下ろしたような気がしたけれど気にしない。
…一度、いなくなってしまった母に言われたことがあったような覚えがある。
小鳥ちゃんはお姉ちゃんそっくりね。と。
要はノッている時のテンションが。言い換えれば腐女子がハイテンションになって萌えシチュを語る時のような。
呆けている男達は、息を吹き返したように、あのプレイはどうやったんだとか、どうしてあんなにいいPGの言うことを聞かないんだとか、女のくせに生意気だとか、というか女のくせにダンクとかふざけてんのかとか、さんざんなことを言ってきた。
途中で赤司君に首根っこを引っ張られて中断される。彼に似合わず疲れ切った表情だ。
「ほら、もう病院行くよ。そのままだと歩けなくなるから」
それ、と、足下を指さされる。
「っっぎゃああああぁぁー!」…膝から大量出血していた。
「催眠治療したとは言え、君の身体が運動できる状態じゃないのは事実だったからね。精神を中学1年時に戻して、身体を無理やり追従させたから、小一時間持ったのは僥倖だ。運が悪ければ二度と歩けないようになってたかも」
…あれだ。レーシック手術するときに失敗する可能性を知らせずに手術しちゃうやつだ。詐欺だ。
海常高校近くの大学病院に、降旗君におんぶして貰って診療してもらった。なんでも、もう激しい運動はしちゃいけないらしい。
車椅子を押されて、近くのマジバに入る。
「赤司君。せめて予測事態は伝えておいてよ」
「僕にそんな義務はない」
あんた、絶対、降旗君に私を抱きしめさせたことを根に持ってるだろ。
「征…。そんな危ない橋を俺の友達にわたらせないでよ」
「男女の間に友情なんて成立するもんか」
「成立するよ」
とくに男の方に彼氏がいた場合は。と、小声でつっこみかけたがやめる。性欲対象が別個に存在しているのだ。凹凸の関係であっても恋愛関係に陥る可能性は低い。
膝には激痛が走っていて、古傷が痛むが、それでも悪い気はしていない。いちごシェイクはすっきりとした味わいだ。
「…うん、でも、ありがと。吹っ切れた」
赤司君に試合のだめだしをされながら、(主に独りよがりなプレイについて)みんなで楽しくバスケをしていた過去を思い出した。
汗塗れの校庭。嫌なことがあっても忘れられる試合の時間。怒号のように体育館の中に響く音。
「WCは絶対応援行くね。頑張れ主将達」
「来るな。光樹との運命の決戦に外野は邪魔だ」
「会いには行かないよ。見てるだけだし」
ネットをボールがくぐる音。バッシュのスキール音。
もう私は同じ場所には立てないけれど、私は、あの頃が幸せだったって、思いながら生きていける。
「いいけど。代わりに光樹は諦めてよね」
「いんや、それは別の話だから」
降旗君がトイレに立っている間に釘を刺す。
けどまぁ、私は願うことにする。
私の好きな人が目の前のこの中二病男と、いつまでも幸せにいられますようにと。
その代わり、腐女子な私は降旗君の友達だ。それだけは譲れない。
※こっちが本編
「ほっ、ほんとにいいの!?西回ってくれんの!?」
「うん。いーよ」
ビックサイトの駐車場。寒々しい空気が早朝のお台場に吹いている。
WCは洛山高校の優勝で幕を閉じたらしい。降旗君は心底悔しそうな顔をしていたが、コミケ本番は意識をリセットして楽しむつもりのようだ。
年末。一年が終わろうとしている大事な時に、何故か私は日本最大の同人誌即売会イベントに来ている。降旗君と。
腐女子仲間として認識されている上に、話を合わせるため、同じ作品の同じサークルが好きという設定なので、イベントに行くとなると同行にテンションをあげる必要がある。
5年ぶりのバスケで壊れた膝は、まあ、ふつうに歩くのに難はないが、長時間だときつい。降旗君とは別行動で、買い物をさっさと済ませてベンチで休む予定だった。
「別々に並んだ方がよかったね、それじゃ。ごめん降旗君」
「いいよっ!十分助かるってー!壁じゃないからそこまで込まないと思うし!」
「壁じゃないから問題ってのもあるけどね」
「あぁ、在庫ね…。うん。たまに人気度と発行数の比率間違ってるところあるもんね…」降旗君のため息は深い。部活でそんなにイベントに行けないので、かなり苦渋を舐めてきたファンだった。
待ち時間が長いので、降旗君の会話に合わせる為に、(降旗君が)狙っていたサークルのページを確認する。当日に取り置きがおkという酔狂(と、いうかなんというか)なところもあれば、セットしか置いていないところもあるので事細かに頭の中に入れておく。
いわば、コミケというのは戦略ゲームだ。
降旗君のおつかいで2年の時に個人参戦した時に感じた。
事前の情報をどれだけ集め、ジャンルの人気度合いなどの複合的要素をもって人出や発行数を予想し、もっとも成功率が高く無駄のないルートで買い物をする。巨大なスーパーの特売り現場だとでも思えばいい。
私は話題を合わせるために降旗君の好みに合わせて買っているが、大抵の人はどうしても買い損ねたくない場所があるものだ。
ツイッターなどのSNSをチェックして、イラスト投稿サイトの新着も舐めるように確認する。
あー、まだランキングの件片付いてないのか。2ちゃんねる風の小説はもう別計算とか出来ないのか。無尽蔵に荒らされるぞ。だからこれだから腐女子はって言われるんだ。私もVIPで言ってるけど。
正直、ふつうのオタクでも、男でも女でも、腐女子でも腐女子じゃなくても、マナーが悪い奴は悪いし、常識が通じない奴は通じない。
「あっ、降旗君。このサークル、ノベルティが200個減ってる」
「え!?なんで!?」
「配送ミスだって。どうする、順番変える?」
「うあああぁあぁあああ…どうしよう!?」
「こっちの列探るの後回しにして、先にここ攻めようよ。それなら時間的ロスも少ない」
「んー?だったら先にこっちを…」
月バスで取り上げられるほどのPGになった降旗君の予測は、こういう時でもしっかり発揮されるみたいだ。
隣の降旗君にほれぼれしながらも、光樹に何かしたらビックサイトをつぶす、という、お前もう降旗君の趣味知ってるんだろとしか言いようのない赤司君からのメールを思い出して寒気がした。さすがに私のせいでオタクの祭典をめちゃくちゃにする訳にはいかない。
とはいえ、えっちな女の子の紙袋をもって住宅街を歩いたり、会場周辺をゴミだらけにしたり、徹夜する輩が多くなるヴァカ騒ぎを、果たしてオタクの祭典と言っていいものか悩む点は多いが。
周りでBLCP語りが多数勃発する中、いくつかに耳を傾ける。こういうところならいいが、間違っても同じような会話を電車内でするなよ。近くのファミレスで同人誌広げてんじゃねえぞ。ツイッターで拡散してやろうかと思いつつ自分がアカウントを持っていないことを思い出した。
「なに?」
「赤司君にはこの趣味伝えないでいくの?」
さすがに受け止めて貰えるか自信ない…、と降旗君はグチる。もうあの人はそのくらいじゃ引かないとは思うけどね。
「仮に受け入れて貰ったとしても、一緒にイベント行って、君と一緒にきゃっきゃ言うみたいな楽しみ方はできないと思う」
「恋人泣くよ」
「趣味が理解しあえないくらいで、俺たち喧嘩したりしないよ。自分と相手は別個の人間だってわかってるし、征には征の世界があるから。あいつの世界の全部を、俺は理解できないから。せめて俺が手をのばして、あいつがいいよって言ってくれるところだけでも、共有していきたいなって」
お互いだけが有る世界じゃ、いつまでも一緒にはいられないよなんて。大人なことを言う降旗君がいる。
私はちょっと自分に説教をされている気分で、胸が痛くなりながら、ごもっともなツッコミを返すことにする。
「しかしさ、受験もあんだから、あんま買っちゃだめだよ。家にあったら読んじゃうでしょ」
「うん―――そーなんだけど。どうしてもこういうのはイベントの雰囲気を楽しみたいというか」
まだあんたC判定だろうが。コミケの地図の隣には英単語の本がある。
「あー、征に頼んで大阪のイベントに行かせて欲しい…」
「はいはい、大学受かってからね」
足りなくなったという暗記用のペンをプレゼントして、まだ明るいうちに降旗君を家に帰すことにする。なにしろ、彼の自宅には既に大学合格を決めているのをいいことに、赤司君が家庭教師で来ているのだ。恋人達の熾烈な勉強合宿に参戦するのは、試験直前。一緒にいすぎて一線を越えないように見張りに行くのだ。今はまだそのときではない。
駅が違うので、ゆりかもめ線の前で降旗君を見送る。はかったように、背後に人が立った。
「姉さん」
「小鳥もコミケの帰り?めっずらしいね。なにかあったの?アクセとか廃墟写真集とか?」
「友達の手伝いだよ。同志になったの?みたいな顔すんなうぜぇ」
姉さんがいることを予期しなかった訳ではない。むしろ、いると思って時間を調整した。
「姉さん」
姉さんも、荷物は運送業者に預けてしまったらしく、身軽だ。
「―――高校、出させてくれてありがとう。感謝してる」
「水くさいなあ。姉妹じゃん」
「姉さんから家族を奪って、ごめん」
姉さんは、携帯をいじる手を止めなかった。
「やりたいこともあったのに、ごめん。殺されてあげなくてごめん。何食わぬ顔でいて、ごめん。苦しんでボロボロになれば、姉さんの気もはれたのに」
「―――私の妹はタフだかんねぇ。そういうとこ、おねえさまは大好きよ」
眼は笑っていなかったけれど、いつもの会話よりも心地よかった。
私も、姉さんのこと大嫌いだよ。ちゃんと殴りあえるような関係になれたらいいなって、思うよ」
無言で去っていった姉さんの背中が、私は初めて、少しだけ寂しく見えた。
いつか答えが貰えたらいいなって思う。私はとりあえず、明日から腐女子嫌いは少しずつ改善していこうかなと思った。
人の趣味はそれぞれだ。マナーさえ守ってればの話だけども。
君が望む永遠 (2003年、キャラクターデザイン・総作画監督・OPED作画監督)
純情ロマンチカ (2008年、キャラクターデザイン・総作画監督・OPED作画監督)
純情ロマンチカ2 (2008年、キャラクターデザイン・総作画監督・OPED作画監督)
世界一初恋 (2011年、キャラクターデザイン・総作画監督・OPED作画監督)
世界一初恋2 (2011年、キャラクターデザイン・総作画監督・OPED作画監督)
腐のスペシャリスト
そうだよな、単純に緑か赤を囲んでしまえば・・・
赤さんなら普通にすり抜けてきそう
学校の近くで噂になってる占い屋があると聞いていた。部活終わりに時間があったので、噂を頼りに寄ってみただけだ。高校生の財布にも優しい価格だった。
手相でも見てくれるのかと思ったら、ところがどっこい。何でも守護霊を見てくれる謎の占い師―――ってか、霊能者さんだったらしい。
「いや、君の、ほんと見たことない……。ってか、ごめん、笑っていい?すっごいフォルムだね…!」さすがに金払った相手を指さして爆笑ってどういうことなのか。降旗は言いようのない悲しさを抱えた。
爆笑し終えたその占い師は、降旗の守護霊はかなり強力なので、怪我や病気には無縁な暮らしが送れると言った。
なんでも、家に泥棒が入っても降旗の部屋は無傷だとか、火事からも自分だけ助かるとか、そういう部類の強運らしい。
「俺、部活のレギュラーになれるか占って欲しかったんですけど…」占いに頼る訳ではないけれど、降旗だって2年か3年時には試合に出られるぐらいには強くなりたい。
占い師はうだつのあがらない声を出した。
「んー、君の場合、運勢の殆どを守護霊が担ってるからなぁ…。逆に言えば、守護霊に失礼なことしなかったら、大体は運で乗り切れると思うよ。守護霊が消えたりすることがあったら、すぐにでも死ぬと思った方がいいけど」
「そっ、そこまで俺の人生って守護霊頼みなんすか!?」
「うん」
即答に力が抜ける。
「ち、ちなみにその守護霊って、どういう姿をしてるんですか?」
爆笑したくせに、まったく形態を教えてくれなかったので、去り際に聞いてみる。
「濃い緑色のフードとマント羽織ってて、手には鎌持ってて、顔は骸骨」
温泉の後に参加した短い練習合宿。レギュラーの調整と特訓に時間が割かれていたから、1年生は殆どサポートに回っていた。自主練をいつもより一生懸命したぐらいだ。
夜になって、練習に息詰まっている2年生を誘って、裏山で小1時間ほど肝試しをしないかという話になった。
ちょうど、裏山には小さな社があったと、鬼ごっこをしていたとき小金井が見つけたこともあり、そこにたどりつくまでの時間を競うことになった。
「降旗君は、僕とペアですね」
「おー。よろしくな、黒子」
くじ引きで黒子と対になった降旗の順番は最後だった。暗闇の中、黒子とはぐれてはたまらないので、黒子は首に降旗の持ってきた蛍光塗料が塗られているペンダントを下げて貰う。小さな妹が勝手にバックを入れていたらしい。なんでもお守りらしい。
「黒子は怖いの平気なのか?」
「さぁ。どちらかというと、こういうのは驚かす側なので。中学時代は驚かせるのには定評がありました。片付けまでいないことに気づかれないことが多かったですが」
「か、悲しいこと言わないでくれ…」
なんて、話していて、時間を潰す。続々と社に向かう人々を見送るのだが、どうしてだか最初の組が出発して1時間が経過しても、誰も帰ってこない。ついに最後の降旗達の番になっても、誰も帰ってこなかった。
不安げな様子の監督を見て、様子を見てくると、懐中電灯片手に降旗は黒子の手を引いて山道に入る。
「…おかしいな。どこにも光がない」
「大声を出してみますか?」
降旗は反射的に、それはダメだと判断した。足下が寒い。
頬を撫でるような冷たい空気。指先が震えるような謎の感覚もある。黒子が降旗の手を強く握った。
「―――…黒子。あのさ。パパを命名したお前のセンスを頼って、お願いがある」
「?」
「緑のフード着て、鎌を持ってる骸骨みたいな奴の名前を付けて欲しい」
「―――」
こんなときになにを。という顔をされたが、黒子は唸って考えてくれた。
「…じゃあ、カオナシさんで」
「まさかのジブリ!」
と、ツッコミながら、それとなく背後に意識を集中させる。
カオナシ、カオナシ、カオナシ。三度、繰り返し心の中でつぶやくと、頭の中に歯をカタカタ鳴らす骸骨が見えてきた。こ、こいつか。こいつなのか!?
「カオナシ。いるんだったら力を貸してくれ。俺の大切な仲間がピンチなんだよ」
誰と話しているんですか、と黒子が不安げな顔をする。
無視して呼びかけていると、ぐん、と、右肩を引っ張られたような気がした。
「…こっちか!」
ってか、なんかこう、骨が撫でているような感覚だったような。深くは考えないことにする。
人気はない。痛いほどの寒気が頬を殴っている。
「…黒子。俺の手、離さないで」
「なんでしょう。かっこいいですね降旗君。惚れます」
「いやいや、試合中の黒子の方がよっぽどかっこいい」
俺はなんというか、カオナシという守護霊がいるらしいという絶対的に他人任せな心情なのだ。降旗は片手で頬を叩く。
「カオナシ。先に言っとく。何かあったら俺は見捨てて、黒子を守ってくれ」
未だ姿を見たことがない守護霊に向かって話す。聞いているかどうかはわからない。
「俺の分の強運を、全部バスケ部のみんなにあげてくれ。それだけは、頼む。目印は黒子のしてるペンダントな」
「さっきからなに言ってるんですか?降旗君」
「いやいや、こっちの話」
カオナシがどう思ったのかは知らないけれど、言うだけは言った。
目前には、森の中にはありえないほどの空間が広がっている。一歩足を踏み入れる。
「降旗君」
黒子が追いすがるように近寄ってきた。
「な、なんか怖いものが見えます…」
「な、なにが見える!?」
「緑のフードを被って鎌を持った骸骨が、悪霊っぽい軍団に鎌振りかざして戦ってます」
「カオナシ!?」
そいつ絶対カオナシだね間違いがないね!
ってかお前が戦うんかーい!?
「うん、確実に死に神だね!?」
守護霊じゃないねカオナシ!?
その後も降旗にはまったく見えないが、黒子の目には悪霊達をずたずたに切り刻んでいく様が見えているようだ。かっこいい、とかつぶやいている。お、俺もみたい。降旗は眼前を見た。なにもない。
ただ、冷たい空気だけが周囲を覆っている。
降旗が黒子の手を握る手に力がこもった。
空気、が、変わる。
「カオナシ!黒子を守れ!」
反射的に叫んでいた。同時、降旗の腰めがけて黒い何かが飛んでくる。強い、複数の手で握られているような感覚だ。
一瞬、それらをなぎ払うような鎌を見た。
「俺はいいから黒子を守れ!絶対に黒子を連れて行かせるなッ!」
フードを着た骸骨は、一瞬苦々しい顔をしたように見えた。それを最後に、降旗の意識は闇に覆われて途切れた。
厳密に周囲を見回せば、完全な闇の中にはいない。
じっと見ると、その空間が、無数の黒と赤の文字で覆われているのがわかる―――死にたくない殺してくれもう嫌だ怖い死にたい死にたい殺して殺さないで死ぬ死んでしまう殺して殺してくれ殺さないで怖い痛い苦しい死にたいどうしてどうしてどうしてどうしてどうして―――降旗の頭の中に、謎の文字列が叩きつけられる。
嗚咽すら出ない、圧倒的な威圧感―――の中、自分の手足の感覚が磨耗していくのを感じていた。
守護霊を失った瞬間、死ぬよ。
いつかの占い師の言葉は本当だったのか。じゃあ、あいつは黒子を守ってくれたのか。そんなことを考える頭の隅すらも、怨念の言葉が埋め尽くしていく。
―――…あー、黒子、大丈夫かな。手、ぎゅって握るの意外とかわいかったかも。超タコがある男らしい手だったけど。あれに俺たち助けられてんだよな、すげーな。よかった、あいつがこんなとこにこなくて。
ガンガンと鳴る頭に降旗は眼を閉じようとした。すると、「ぎゃああああぁぁぁああああ死神ぃぃぃいいいいい!」―――と、言う日向の悲鳴が聞こえてきた。
「!?主将!?」
「降旗君。降旗君!いますか、生きていますか!」
―――…深緑のフードをかぶった骸骨が、怨念っぽい影を鎌でぶったぎりながら、降旗のいるところまでやってきた。
いや、おめーがこえぇよ。と、降旗は涙目で訴えたが頼もしいことには変わりない。
『…ご主人。ご無事か』
「あ、うん」
あれ。まだお前、オレの守護霊なの?という顔をしていると、降旗の頭痛はいつの間にかなくなっていた。
『黒子殿が私の名を付けてくれた故、貴方の守護霊として臨時的に黒子殿にご協力したまで』
「あ、そうなんだ。ありがとう。カオナシ」
『名前に執着はないが、いいのか。ジブリで』
「カオナシ、ジブリ知ってんの!?」カチカチ骨を揺らしながら喋る骸骨は超絶ホラーだった。
恐怖で気絶している先輩や火神達を網のようなもので引きずっていたカオナシは、この辺りは夜はまずいものが多いから、今後一切近づかないようにと、降旗と黒子に説教をして、降旗の背後に消えた。
「―――なんかこう、アレだね、カオナシ」
眼を開いた時は、皆して監督の前に倒れていて、そうツッコむのをすっかり忘れてしまっていた。
高校に戻る電車の中、クイ、と黒子が降旗の服を引っ張った。
「カオナシさん、その後は見えましたか?」
「いや。でも、お礼にリンゴを置いてみた」
「デスノートじゃないんですから」
「黒子って漫画もいけんの?」
「有名ですし」
監督には説明し辛いので、山で皆して迷っていたことになった。日向達はあまりの恐怖のフォルムに、あまり助けられた時や、自分たちが謎の闇の中にとらわれていた時のことは覚えていないようだ。
山は、どうやら密かな自殺の名所だったらしいと、帰り際に近所の人から聞いた。入ったら、戻らない人がいるのだと。
「降旗君、すごいですね。あんなすごい守護霊がいるなんて」
「黒子の方がスゴいよ」
死にそうになっていた時のことを思い出して、黒子の手をとった。手のひらの皮は厚くて、タコやコブがいくつもある。男らしい手は、彼が努力してたくさんの技を編み出した結果なのだ。
降旗は尊敬の念をこめて、強く黒子の手を握る。
「いつも先輩や火神のこと、この手で守ってんだもん。すげーよ。オレなんか、なんもできなかったし」
「―――降旗君は、ボクのこと守ってくれましたよ」
「カオナシがでしょ」
「降旗君ですよ」
何があってもボクを守れって言ったじゃないですかと、黒子は真顔で返す。降旗も真顔で返した。
「じゃあ、なるべく降旗君のそばにいたほうがいいでしょうか」
「あ、じゃあ今度一緒にパス練やろうぜ。イグナイト取れるようになるの、目標なんだ」
「わかりました」
黒子の胸元には、お守り代わりの蛍光ペンダントが光っている。そのまま黒子にあげてしまった。妹にはどう説明しようかなんて降旗がふと黒子から視線をそらすと、何故か気まずそうな仲間たちが、不自然に顔を背けていた。
「降旗君。どうして君はモテないんでしょうか」
「―――死神みたいな守護霊がいるから、かなぁ」
って、ことにしとく。なんか向けられる視線がなま暖かいのは見ないフリをした。
当スペースにお立ち寄りくださった方、ありがとうございました!
夏コミ以来の新刊がなくてすみませんでした。
黄×笠本もまた書きたいです。
夏コミの本は夏コミで売り切れてしまったので
増刷をしました。
あと黄×笠本はあと2冊でもうこちらは増刷はしない予定です。
グッコミってこんなに混み合っていたんだっけ?
と思うほどたくさんの参加者がいましたね~
その中でも黒バスはやはり一番人気だったのか壁のどこでも見かけました。
こんなにたくさんの黒子のカップリング本(18禁があるなんて本当に嬉しかったです(*´∀`*))
ところで今日ジャンプ発売日でしたね~
ちょっと降赤のお話が書きたくなり
さわりを書きました。
気が向いたら本にしたいです!
読まれる方は下をクリックしてください。
また、webコメントもありがとうございます。
お返事も下をクリックして反転でお読みくださいませ~
「黄瀬!何ちんたらしてんだ!早く走れ!」
ランニングする黄瀬に笠松は怒鳴った。
「すみませんッス」
黄瀬は速度を上げて走る。
しかし、それを見ていた森山は小堀に耳打ちした。
「幸男何だか機嫌悪くねぇか?」
小堀は体育館の真ん中で黄瀬を見ている笠松を振り返った。
「いつにも増して黄瀬に厳しいような・・・」
「だろ。何かあったのか?」
と森山は前を走る黄瀬を見るが、黄瀬には特に変わったところは感じられなかった。
こうして話しながら走っていても笠松は小堀や森山へは注意すらしなかった。
ただ黄瀬が少しでも話に加わろうとすれば、すぐに檄が飛んだ。
ロッカールームに戻って森山は黄瀬に聞いた。
「別に何もしてないと思ったッスけど」
黄瀬は苦笑した。
「まぁ、少しぐらい厳しく練習したくらいで音を上げるような男じゃないし、本人もそれほど答えてる感じでもないから黄瀬の心配はないけど・・・」
「問題は笠松か」
「だな」
森山は小堀とロッカールームを後にした。
「それにしても先輩一体どうしたんスかね」
黄瀬はひとり体育館に残って練習している笠松のことを考えていた。
しばらくしてロッカールームに戻ってきた笠松はチラッと黄瀬を見るとキッと睨みつけた。
バタンッと大きな音を立ててロッカーを開けると着替えはじめた。
黄瀬はただ笠松の姿を見つめていた。
それでも笠松は黄瀬のことなど眼中にないもののように着替え終わると、またバタンッと大きな音を立ててロッカーを閉めた。
そのままカバンを手に黄瀬の前を通り過ぎようとした。
黄瀬は笠松の手を掴んだ。
笠松はただ黙ったまま黄瀬を睨みつけた。
黄瀬は一瞬その視線の冷たさに手が緩んだ。
笠松は黄瀬の手を振りほどいた。
「せんぱい!!」
「一体どうしたっていうんスか?!」
「別に・・・」
笠松にはさっきまでのきつい視線もなく力なくフラフラと黄瀬の前から去っていく。
「待ってください!」
黄瀬は笠松の前に回り込んで強引にその顔を覗き込んだ。
「うぜぇ」
「え?」
「だから、うぜぇって言ったんだよ」
普段聞いたこともない言葉に黄瀬は耳を疑った。
「せんぱい?」
黄瀬が両手で笠松の頬を包み込んだ。
ところが笠松はその手を払った。
「俺だって、誰とも話したくない時だってあんだよ!!」
知らなかった。
こんなに荒んだこの人のこんな姿・・・
黄瀬は笠松の前に立ちはだかった。
「でも、俺素直じゃないから行かせないスよ」
黄瀬がニヤリと笑った。
笠松は下を向いた。
「どけよ黄瀬!」
「嫌ッス」
「嫌いになってもいいのかよ!」
「絶対に嫌いになんかならないッスよ」
笠松は声を荒げるが黄瀬は逆に冷静で優しい声だった。
「頼むから、今日は放っておいてくれ!」
だが黄瀬は笠松の体を抱きしめながら首を左右に振った。
「嫌ッス・・・先輩に何があったか知らないッスけど、俺はこんなに悲しんでいる先輩をひとりになんかさせられないス」
「はなせって!!バカ!!」
笠松は黄瀬の腕の中で暴れた。
強引に唇を開かせながら舌が滑り込んできた。
口腔を舌で撫でられると足から力が抜け始めて笠松は黄瀬に体重を預けた。
黄瀬はその体を抱きしめながらTシャツの裾から指先を這わせていく。
「んっ・・・」
流石にシャワーも浴びない汗だくの体に触れられて笠松は黄瀬から離れようともがいた。
だが、黄瀬はより口の奥深くを舌でくすぐる。
ついに立っていられなくなり笠松はズルズルとロッカーを背に床に座り込んでいた。
黄瀬が笠松のシャツをめく利上げながらその胸へ舌を伸ばす。
「・・・せっ・・・やっめっ・・・」
笠松は黄瀬の肩を片手で強く押してくる。
「やだ・・先輩が話してくれるまで、全部忘れるまで俺・・・」
黄瀬は笠松を組み敷いた。
笠松は唇を噛みしめながら横を向いた。
黄瀬はそんな笠松のパンツに手をかけた。
「黄瀬!!それ以上したら俺は本当にお前のことを」
「嫌いになるスか?良いッスよ別に・・・でも俺は絶対に先輩のこと嫌いになんかならないッスから」
黄瀬はそのまま笠松のパンツの中に手を入れた。
「やめろ!!ああっ・・・」
強引に掴まれて笠松は黄瀬の手首を掴んだ。
「きせぇぇ・・・いや・・・んんん」
「先輩・・・まかせてください」
「汚いから、やめろって」
「汚くなんかないッスよ」
黄瀬はペロペロと舐めると笠松のそこはすぐに堅くなった。
「溜まってたんじゃないっすか?」
唇で先端を咥えながら黄瀬は笠松の顔を見る。
笠松は何度も左右に首を振った。
「わかった。わかったから話すから・・・だから・・・」
それを聞いて黄瀬はようやく笠松の雄から唇を離した。
じっと顔を覗き込まれて既にいきり立った股間を両手でそっと隠す。
黄瀬がクスッと笑った。
「あとでたっぷり気持ち良くしてあげるッス」
「いいから・・・今日嫌なことがあって、ついお前にあたった。悪かった」
笠松が赤い顔のままポツリとそう言った。
だが黄瀬はニヤリと笑った。
「ダメッスよ。そんなんで許すわけないじゃないッスか。覚悟してください」
と笠松の雄をまた舐め始めた。
「だから、それやめっ・・・あああ」
先端から丹念に竿の部分を舌先でたどられるとビクビクと何度も腰が揺れる。
黄瀬は奥まで舌を這わせながら袋を口に含んだり、その奥の窄まりまでも舌先で突く。
「ん・・・あっ・・はぁん・・」
「良い声出て来たッスね」
「・・・るせっ・・あああっ」
黄瀬の指先が蕾に突き立てられて何度も首を振る。
すると黄瀬は一度顔を上げて笠松の唇を塞いだ。
黄瀬の股間も興奮したのか笠松の腹に当たった。
まさかここで入れるつもりか?!
笠松は瞳を見開くと乳首を強く摘んできた。
「ん・・あっ・・・」
「ここ、感じるなんて・・・」
だが既にそんな余裕はなく黄瀬が下から入ってくるとすっかり堅くなった雄の先端から透明の蜜が蕩けだしてきた。
「うっ・・・あああっ・・んんん」
「ああ、先輩の中熱くてきつくて気持ちいいッス」
「いう・・なっぁぁぁ」
何度も下から突き上げながら、笠松は黄瀬の上で白く濁った蜜を飛ばした。
黄瀬もそれを笠松の腹や胸になすりつけながら舌で舐めて下からは何度も突き上げた。
「んっ・・・イクッ」
笠松の口に抜き出した雄を入れるとその中に熱い蜜を注ぎ込んだ。
笠松はおもわずゴクンとそれを飲み込む。
ぐったりと床に倒れ込んだ笠松に黄瀬はもう一度キスをした。
「てんめぇ・・・ただで済むとは思ってねぇよな」
笠松は力なくそんなことを呟いた。
だが、なぜか黄瀬が暗い顔をしていた。
「どうした?黄瀬」
「別に何でもないッス」
森山に尋ねられた黄瀬はそう言った。
だってあのせいで笠松に触れることを向こう三ヶ月禁止されたなんて言えなかった。
だが、元気にバスケする笠松が見られて良かったと黄瀬は笠松を見つめていた。
氷室はソファーに座ってテレビを見ている。
その横顔を盗み見てから火神は小さくため息をついた。
「タツヤミネラルウォーターとスポーツドリンクどっち?」
「ミネラルウォーター」
氷室が振り向いて微笑んだ。
火神が氷室の元にミネラルウォーターを持っていくと
「Thanks」
ときれいな英語の発音でそう言った。
ふたりはソファーに並んで昔みたいにテレビを見た。
時々会話しながら夜が更けるとどちらからともなくベッドに入って眠った。
当然ベッドは一つだけれど、子供の頃のように体は小さくはなかった。
ふと目を開けると目の前に整った顔の氷室があった。
「無防備だな」
火神は氷室の肩に毛布を掛けた。
氷室の首から火神と同じリングが覗く。
やっぱり彼も絆は手放せないんだな。
これは兄弟の証なんだし、別に今更これをどうするという訳でもない。
何もやましいことがある訳じゃないんだからな。
火神はそのまま目を閉じた。
誰かが起こす声がした。
目を開くと氷室の顔が覗き込んでいた。
「ん?朝?」
火神が辺りを見回すとまだ暗い。
「そうじゃないんだ。ちょっと怖い夢を見たんだ」
「めずらしいな。大抵そんな夢を見るのは俺の方だったのに」
火神はクスッと笑った。
氷室が火神のシャツにしがみついてきた。
「ごめん、でも少しこうしていていいかな」
氷室が火神の背中に両腕を回した。
氷室の顔が間近にあった。
火神も氷室の背中に腕を回した。
「こうしていると子供の頃と一緒だな」
氷室はそう微笑むが火神は曖昧に頷いた。
どこが一緒なもんか・・・
タツヤは何もわかってないんだな。
しがみついてたのは俺の方だったじゃないか。
あれ?何かやっぱり人が多い?
なかなか買えないのと自分のスペースも気になり
そこそこにスペースに戻りました。
戻ってみると無配のペーパーとプチオンリーのペーパーは既になくなっておりました。
すみません・・・
新刊の方も最初の部数から既に追加しておいたにも関わらず完売してしまいました。
コピー本の方はまだありますが・・・
黄笠の「OUT OF BOUNDS」も再版したのですが
持っていた数は完売しました。
本当にありがとうございました。
そしてせっかく足を運んでくださったのにもし買えなかったという方が
いらしたら本当に申し訳ありませんでした。
26日にグッコミに参加しますが
「OUT OF BOUNDS」はあと10冊ほどありますのでそれを持って行きます。
新刊の黄高本「Peridot」は増刷します。
イベントじゃないとなかなかお会いできない方も多いのですが
お互いにバタバタと忙しくてお話できなくて本当に申し訳ありません。
本当はすごく嬉しく思っております。
とても楽しかったです。
ただ、戦利品が少ないのだけが泣けます(>_<)
10月はリベンジします!!
高尾人気にちょっとびっくりしました。
緑高も黄高も大好きなので、またどっちも書きたいです。
次は多分10月の緑高プチオンリーに向けて緑高のR18本予定です。
当スペースはR18ばかりですみません・・・
書き出すとどうしてもエロブレーキがきかなくなります!!
38P ¥400
ヤンデレ黄瀬が笠松さんを監禁しちゃう
少しヘビーなお話です。
でも、監禁といってもそれはあまり重くないと思います。
火×黒 黒子総受け/R18/裏放置/黒子はキセキのオモチャ
R18
キミが、ボクを求める。
キミが、ボクに応える。
キミが、ボクに囁く。
くすぐったくて、心が温かくなる。
見えない何かが、注がれていくのがわかる。
それはボクの中で少しずつ溜まり、満たしていく何か。
でも、受け止める器は壊れてしまっていて、少しずつそれが零れていく。
キミと逢えなければ、漏れでていく雫。
キミに触れなければ、渇いていく器。
ボクは、いつもその器の残量を焦れた心で眺める。
何故、ボクの器は壊れているんだろう・・・。
どんなに強くなっても、成績を残しても。
相性と運で結果は左右される。
負こそしなかったが、なんともやりにくい相手であった事は間違いない。
シャワールームもない小さな高校。
メンバー達はぶつぶつと不満を言いながら帰宅していった。
火神も早く汗を流したくて、心を家路へと向ける。
「俺んちのほが近いだろ、風呂入ってくか?」
黒子は今は汗も引いて涼しい顔をしているが、試合中汗まみれになった不快感は火神と同じくその身体に凝っている筈だ。
「泊まります」
さらりと言われ、一瞬息が止まる。
「お・・・おぉ・・・」
「今日は夕飯を何か買って帰りましょう。何がいいですか?」
「え・・・あぁ、そだな」
「肉ですね。判りました。牛丼にしましょう」
勝手に決め、黒子は火神を置き去りに歩き出す。
「ちょ、お前どうした」
リーチの差ですぐに追いつくが、真っ直ぐ正面を見据えて歩いていく黒子を止める言葉が見つからない。
心なしか感じる違和感。
「なんか、調子でも悪いのか?」
「はい。早く帰りたいです」
「え、どうした。大丈夫か?何処か痛いのか?」
ぴたり、と突然黒子が止まる。
「言ったでしょう・・・・・・試合の後は・・・こうなるんです」
僅かに振り返った黒子の目元が薄く色づいている。
「朝までだって、シてくれるんでしょう?」
意味が判らない筈が、なかった。
ぽかんと馬鹿みたいに口が開いた。
黒子は歩みを戻す。
黒子の背が遠ざかる。
「やっべ見失う」
一度視線を外せば、すぐに見失ってしまう黒子の背中。
こんな所ではぐれる訳にはいかない。
あんな状態の黒子を、野放しにしておくわけには・・・いかなかった。
―試合の後は、身体が疼くんです・・・欲しくて―
―そんな時は、抱いてもらいました・・・。彼らの所へ行って、足を開いて、挿れてもらうんです―
―ボクは、彼らを煽り、身体を抱かせたんです―
立ち寄った牛丼屋で、食券を買った火神がテイクアウトで注文をしている際にも、黒子は気だるげに壁に背を預けて呼吸を整えている。
うっすらと色づいた頬。潤んだ瞳。熱い吐息。
はたから見れば熱に浮かされているかのようなその様子。
すれ違う店員が怪訝そうに黒子を見る。
「お客様、ご気分でも?」
声を掛けた人間と違う所から畳み掛けられるように説明され、店員が棒を飲んだような顔をしている。
おまたせしましたー。と店内から呼ばれ、火神は商品の袋を受け取ると居た溜まれず黒子を連れて店外へ出た。
「ボクは、気分が悪そうな顔をしてますか・・・?」
引きずられるように連れていかれながら、黒子が不満気な声を出す。
「いや・・・気分悪そうっつか、熱でもありそうな顔はしてるな・・・」
いつもこんな、顔で。
キセキの所へ。
青峰の所へ。
「火神君?」
突然足を止めた火神に、黒子が首を傾げている。
「いや・・・帰ろう」
火神は頭を一つ振って自宅を目指した。
玄関を入ると、靴を脱ぐのももどかしく黒子が火神の胸倉を引き寄せた。
「ん・・・くろ・・・・・・」
貪られる唇。
放り出される二つのバッグと、今日の夕食。
背の高い火神を引きおろすように首に手をかけ、口付ける。
「ん・・・・・・ぶはっ・・・」
唇が離れると黒子が焦がれるように火神を見上げる。
「火神君・・・届かない」
黒子は火神のYシャツの裾から両手を滑り込ませる。
「っは・・・黒子っ・・・」
「座って下さい。キミに、届かない」
下駄箱に背を押し付けられ、胸を、腹を弄られる。
動かない火神に焦れたのか、黒子の手がパンツの中に潜り込む。
「おわっ、お前ベルトいつ・・・うぉっ」
急所を握られ、思わず火神の腰が砕けた。
獲物が腕の中に落ちてきて、飢えた獣は満足そうに微笑む。
その目が、完全に据わっている。
手が悪戯に動き始める。
「おまっ・・・ちょ・・・っは!くろっこっ!」
「うるさいです」
抗議する口を塞がれる。
「ん・・・」
学生服の上着も、ベルトもいつの間にか玄関のたたきに落ちている。
いつの間に脱がされたのか、外されたのかすら判らなかった。
甘い口付けに、頭の芯が麻痺したようにぼうっとしてくる。
黒子が首の後ろの椎骨動脈を巧みに押さえつけ血流を操作していることなどは知る由もない。
「っは・・・は・・・はぁ・・・・・・」
黒子が口を離した時にはすっかり腰が砕け力が入らなくなっていた。
黒子は床に落ちていた火神自身のベルトで、彼の両手を纏めて縛ってしまった。
「おま・・・何考えてる!」
これにはさすがの火神も抗議したが、黒子は渇いた瞳で火神を見下ろしている。
いつの間にかシャツの前は前回に開かれ、パンツも膝まで下ろされている。
いつ、なにが、どうなって、こうなったのか。
火神は激しく混乱する。
縛った火神の両腕の中に潜り込み、胸に体重をかけてくる。
甘えるように頬を摺り寄せ、だが手は確実に火神の下半身を追い上げている。
「っは、くそっ・・・お前・・・おぼえて、ろ・・・」
胸の先端を舌で転がされる。
汗だくになって試合をした後だ。
きっとそれは塩辛いだろうに。
「せめ、てっ、シャワー、とか・・・っく!」
黒子は意に介さず、腹に、胸に吸い付く。
喘いでいるのは自分ばかり。
黒子は無言で、無心に火神を貪っている。
喉に歯を立て、耳もとですんすんと鼻を鳴らす黒子。
そのまま耳を噛まれた。
タチの悪い獣。
せめてもの抗議に、黒子の髪を指に絡めて引いた。
「っは・・・っは・・・・っ!っくぅ!」
何とか我慢していた精が遂に搾り取られる。
「っは・・・はぁ・・・ぁ・・・」
獣は手についたそれをしばし眺め、れろりと舐めた。
「バ・・・おまっ!?」
言葉を忘れたかのように夢中になって火神で遊ぶ獣。
舐めたそれに触発されたのか、火神の下肢に頭を持っていく。
「黒子っ・・・それ、はっ!」
萎えたそれに、唇が触れた。
啄ばむように数回キスが施され、ぬるりと黒子の口が火神のモノを迎え入れる。
「っは・・・!」
体内とは違う、えも言われぬ感覚が火神の腰にずしりと痺れを走らせる。
根元まで一気に飲み込まれ、先端が喉の奥で遊ばれる。
「ぅ・・・っは・・・あ・・・っはぁ」
手が袋をやわやわと弄び、付け根をキュっと握って扱きあげる。
括れを唇で弄り、先端の入り口を舌先で抉る。
指が裏筋をなぞる。
執拗に裏筋に舌を当てながら、黒子が頭を上下させる。
「黒子っ・・・はな、れろ・・・ヤ・・・バッ・・・」
黒子は物を言う口も聞く耳も失くしてしまったかのように愛技をやめない。
「っつぁ・・・っは・・・あっ・・・っはぁ!」
口内に、欲望が放たれた。
「んぅ・・・ぇ・・・ぇほっ・・・」
飲み込み損なったのか、黒子が咽る。
白く濁った体液が口の端から零れでて白い肌を汚した。
「っはぁ・・・おま、え・・・言葉どうした・・・忘れたのか・・・」
黒子は顎を伝う穢れを手の甲で拭うと、再び火神にのしかかって来ようとしている。
「まてまてまて、流石に3連発はきついって。これ、いい加減これ取れ!」
手首を戒めるベルトを黒子の眼前に突きつけると、黒子は不思議そうに首をかしげ、ごつごつとしたその手にをぺろりと舐めた。
指を口に含み、唾液を絡め、一本一本を丁寧に舐める。
調教された獣のように、従順に。
「あーくっそ、話し通じねぇ!」
火神はぞくぞくする両手を取り返すと、手首のベルトに噛み付いた。
歯を使ってベルトを解いていると、黒子はマイペースに火神の太腿に吸い付いてくる。
黒子の理性が何処かへ飛んでしまっているのは確かだ。
ともかく一回達かせて正気に戻さなければ、このままだと本当に朝まで搾り取られ続ける事になりかねない。
四苦八苦してベルトを床に落とすと、火神はようやく黒子の肩を床に押し付けるように取り押さえた。
「んやっ」
四肢を拘束され、黒子が身を捩る。
「お前ホンット・・・タチ悪ぃな!」
火神は完全に裸で、黒子はカッチリ制服を着込んだままだ。
この状況もよく考えれば相当に恥ずかしい。
暴れる黒子を押さえつけながらなんとかベルトを外し、尻を露出させる。
露になった秘所に、指を挿し込んだ。
「ん・・・っふ・・・・・・」
抵抗がぴたりと止まった。
与えられるものが快楽である事を知った獣は大人しくなる。
「んぁ・・・ん・・・ん・・・」
内側を探るように広げ、出入りする。
「ぁ・・・ぅ・・・んぁ!」
手の届く距離にジェルがないので、念入りに解さねばならない。
黒子を取り押さえる手から、少しずつ力を抜く。
「いいか、悪戯すんな。お前も協力しろよ?」
獣と目線を合わせ、子供を相手にするように言い聞かせる。
獣は素直に腰を高く上げてみせた。
火神は再び唾液を含ませた指をそこに抽挿する。
「っふ・・・ん・・・あぁ・・・」
黒子は無心に快楽を追いかける。
恐らく言葉も失っている黒子は、快楽を与えているのが誰かなど認識してはいないのだろう。
「んぁ・・・ぅんっ・・・っは・・・あぁっ」
火神は胸が締め付けられるような思いを抱えながら、そこに再び猛っている自身を押し付けた。
「ほら、力抜け」
「っふ・・・」
押し付けられたモノを感じ、黒子が歓喜に震える。
ぐっと腰に力を込める。
「ん・・・あぁっ、んあぁア・・・!」
悦びの声が上がった。
律動が開始される。
「あぁっ、んは、あっ」
「気持ちいいのか?」
「ぅあっ、あぁっ、あぁアっ!」
淫猥な水音と、それにあわせてリズムを刻むような喘ぎ声。
「戻って来い、黒子」
「っは、んあっ、あぁっ、あぅっ」
開きっぱなしの口から唾液が零れる。
肉がぶつかる音がする。
「あっ、んっ、あぁっ、ひぅっ!」
黒子の背がビクリと仰け反った。
「うおっ」
そのまま顔面から床に着地しそうになる黒子を慌てて捉える。
「あっぶねーなお前!」
「っは・・・はぁ・・・はぁ・・・」
腕の中で荒い呼吸を繰り返す黒子。
汗に濡れたその髪を梳いてやる。
「はぁ・・・ぁ・・・か、がみくん?」
ようやく焦点が合った瞳が、火神を映した。
「戻ってきたか・・・」
火神は心からホッとした。
「・・・・・・・・・」
全裸の火神。下半身が少し乱れただけの黒子。
転々と玄関に散乱する服と荷物。
それらの状況を黒子は頭で噛み砕く。
「すいません。我慢できなくて・・・襲ってしまった、ようです」
口元に手を当て、自分の所業を思い出す。
顔が熱く、火照ってくる。
そんな黒子を見下ろしながら、火神はニヤリと笑う。
「おお。食われるかと思った。つか縛られて二回もイかされたぜ。どんなプレイだお前」
「・・・っ」
言われ、反論しようと力んだ拍子に秘所からこぽりと火神のモノが零れた。
「・・・・・・んぁ」
それにビクリと反応してしまう。
火神もバツが悪そうに頭を掻き回す。
「いえ・・・。あの・・・シャワーは後でにしませんか・・・」
「ん?」
「まだ、足りなくて・・・」
最後は消え入りそうに呟かれる。
「な、ナカで出していいですから・・・もっと、下さいっ・・・」
一見正気に戻ったかと思ったが、蕩けた脳は健在だった。
「っは・・・ごめんなさ・・・火神君・・・挿れて・・・」
言葉は嘆願だったが、行動は強制だ。
火神を寝台に押し付けた黒子は自らそれを飲み込んでいく。
「あぁ・・・っはぁ」
腰を押し付けるように腹の上で黒子が踊る。
「んぁ、んぅぅ・・・」
「っは・・・黒子っ・・・・」
名を呼べば、黒子はうっすらと微笑んでキスをくれた。
「火神君っ・・・突いて・・・」
口の中に直接放たれる声。
「えぐって、もっと、奥っ」
脳に響く声。
ブチリと理性が切れる音を聞いたような気がした。
「んあっ!っは!そこ・・・ソコ!」
前立腺を突き上げれば、黒子は目に涙を溜めて善がる。
「黒子・・・黒子・・・っ」
「あぁ、ぅんっ、かがみ・・・くぅっ!」
「いくらだってくれてやる」
「んあぁっ、あぁ、もっとぉ・・・」
「朝までだってシてやる」
「ぅん、ぅん・・・ほし・・・いぃ・・・」
「俺は全部、お前のモンだ」
「あぁっ!んあぁっ!あぅっ」
激しく揺さぶられる身体。
「だっ、め・・・ダメ・・・火神君イっちゃうっ」
「んあぁっ、あぁっ、はっ!」
壊れたように音を発する口。
「ヤっだ、まだ、イかないっでっ」
足りない。と黒子が啼く。
もっと繋がっていたい。と黒子が啼く。
「いくらだってくれてやるから・・・」
「うぁっ、あぁアっ!」
「愛してる。黒子」
「ひぁっ、あぁぁっ!火神君っ」
きもい
アク禁しようや
記事のみならず、コメント欄にオマケでショートストーリーあるとかどんだけ迷惑なサービスだよwwwwwwwwwwwww
昼間から滾るだろ?
いいぞもっとやれwwwww
いろんな人が見てんのに
馬鹿じゃねーの
スレの絵wwwちょっ、wwwwほかの選手どうした?wwww
奥の扉?wwwテ・二・ヌwww方式wwwww爆笑www
来週も期待してます、このスレにもwww
無理だと思うがもう少し大人になるべき
頭ぜったいおかしいぞ
間に合わなくなっても知らんぞーー!
あ、もう手遅れだったわ
緑間って爪を気にするほど身体的に気を使ってるんでしょ?一つでも狂ったら打てないんじゃなかった?
あと最高到達点でボールもらってもあんなシュート打てないと思うよいくら緑がすごくても
確かに緑間囲んでも赤司はすり抜けてきそうだから
赤司囲んだ方が効率的かもな~ww
つーかコメ欄荒れ過ぎだっつの
腐女子場をわきまえろそして消えろks
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「・・・・・・ぅん・・・?」
黒子の体内で、火神のペニ●スが再び形を成してくる。
「黒子」
「・・・ぅ・・・?」
「あっ、んぁ、あっ」
跳ねるように揺さぶられる黒子。
「んぁっ、あぁっ、あっ、んっ」
今度は黒子が達けるように、同時に前を扱いてやる。
「んぁア、あぁアっ、あっ、ふっ」
目を閉じて、ただ与えられる快感を受け止めるだけの黒子。
「んんっ、あっ、あぁっ、アー・・・」
何も出来ず、考える事すら放棄して、甘く、甘く啼くだけの黒子。
「イっていいぞ」
「んぁっ、あっ、ぅんっ、ぅんっ、イ、く・・・イっクっ・・・」
黒子が火神の胸へ顔を押し付ける。
「あっ、んあぁっ、かがっ、みくんっ・・・す、きっ、すきっもっと突いてぇぇ」
火神の精●子が、黒子のア●ルを貫通し腸の中で弾けた。
「ワリイ・・・また中に出しちまった・・・また試合中に腹下すかもしんねぇな・・・」
「こんなにケツが緩かったら試合でイグナイトパス出来ないかもしんねーなw」
「大丈夫です。試合開始までは時間がありますので、その頃には緩みも収まってます。肛門は伸縮自由です」
黒子は無表情で淡々と答えた。
「それに言うほど火神のチンコ大きくないですよ?青峰くんのは慣れるまで大変でした・・・」
まとめサイトのコメント欄で笑ったの初めてだわ
おやおや激しいですね
きっしょ